リーキーガットの原因になるカンジダ菌の生態とその毒性について解説

リーキーガットを治すにはカンジダ菌を知ろう

このサイトはたぶん、自分はリーキーガットかも、この不調もしかしてカンジダかも?自分で出来る改善法はないか?って方が読んでいると思います。

または色々サプリを飲んでみているけど効果が良くわからない、初めは調子よくなったけど効果が頭打ち、などなど

そんな方に、もう一度基礎にもどって原因と対策を考えてみることをおススメします!敵が分かれば攻略できる!という事で今回はリーキーガットの原因ベスト3といっても過言ではないカンジダ菌について詳しく書いていきます。

実は、カンジタ菌の除菌は一筋縄ではいきません。相当しつこく手強いのです。なぜなのか?詳しく見ていきましょう。

リーキーガットの原因カンジダ菌はカビだから手強い

カンジダ菌にもいろいろな種類があり、味噌やワインの醸造につかわれる種類もありますが、体に症状をおこすことで有名なのが「カンジダ・アルビカンス」です。

食道カンジタ症「症夙川内視鏡内科まえだクリニック」HPより引用

カンジダ菌はカビの仲間です。お風呂のカビってしつこいですよね?掃除しても掃除してもまた出てくる。これがお腹の中でも起こります。水虫が手強いのも同じくカビの仲間だから。

カビは微生物のなかの「真菌類」に属し、酵母、きのこも真菌(カビ)の仲間です。

リーキーガットの食事

の記事でも少し触れましたが、ビール酵母やパン酵母など人体に有用と考えられているものでも、体の状態によってはお腹のカンジタ菌を増やす原因になります。これは酵母もカビの仲間だからです。

比較表でみていきます。

 

(ミトコンドリア)

細胞壁 抗生剤
真菌(カンジダ) あり あり 効かない種類が多い
細菌(大腸菌、サルモネラなど) なし あり 効く
ウィルス(インフルなど) なし なし(細胞持たない) 効かない

カンジダ菌は核やミトコンドリアをもつ「真核生物」です。その意味では細菌よりも人間の細胞に近いのです。生きるためのエネルギーをミトコンドリアで作っているのは人間と同じですね。

カンジタ菌がお腹で爆発的に増える原因が 抗生剤 です。抗生剤は細胞壁を壊して効果を発揮するものが多いのですが、真菌(カンジタ)と細菌(大腸菌とか)の細胞壁は材質が違います。

そのため、抗生剤は細菌には効きますが、真菌には効きません

ですから風邪(ウィルスが原因)で抗生剤を飲んでも意味がないばかりか、真菌類が爆発的に増える原因に。つまり抗生剤でカンジダが増えるという事。

日本では無意味に風邪で処方されることがありますが(繰り返しますが)風邪はウィルス感染ですから抗生剤は効きません。(2017年に厚労省で風邪に抗生剤を使わないことを推奨する通達が出されました。遅)

それどころか抗生剤で善玉菌を殺してしまいお腹の調子を悪くしたり免疫低下を起こすこともあります。善玉菌が減ると、一気に悪玉菌が優勢になりカンジダ菌を増殖させる事になります。

真菌(カンジダ)に効くのは 抗真菌剤 です。代表的なのはナイスタチン(製造中止になった)とかハリゾンですが、重篤な状態でない限り基本的にはおススメしません。

食事や生活を改善しないで抗真菌薬を飲んでも、一時的には効果があってもすぐに戻ってしまいます。薬だけ飲んでも、カンジ菌の増える食生活をしていたらまたすぐに戻ってしまうのです。

カビは大変抵抗力が強いため抗真菌薬に耐性がつきやすいです。耐性とは薬に対抗できる形態に変化していく事(薬が効かなくなる)です。

また、自分の身を守るためにバイオフィルムという膜をはって生息している事もあり、その状態で抗真菌薬も効きません。この場合バイオフィルムをはがす対策が必要です(また別記事で)

カンジダ菌まとめ

  • カビの仲間でかなりしつこい
  • 抗生剤でカンジダ菌が爆発的に増える事がある
  • 抗真菌薬の効果は一時的、同時に食事や生活の見直しが必要
  • バイオフィルムを形成していると抗真菌薬も効かない

リーキーガットの原因カンジタ菌の増殖で起こる免疫低下のメカニズムとは?

カビ(カンジダ菌)は植物と違って自ら栄養分を作り出すことが出来ないため、生きるために外から有機物(炭素を含む化合物)をとらなければなりません。そのためか構造も細菌より複雑で人間の細胞に近くなっています。

カビは栄養分を確保するために、地を這うようにして菌糸を伸ばして増殖します。増殖する場所に食い込みながら枝分かれして広がり足場をつくります。

この時、自ら酵素を出して足場を分解し食い込んで行きます。この酵素がタンパク質を分解したり、でんぷんをブドウ糖にしたりしています。これを利用したのがチーズやみそやワインをつくる工程ですね。(発酵でうまみを出す)

これが腸で起こるわけです。腸壁に食い込んで増殖するとき、腸壁(タンパク質)を溶かして炎症を起こします。カンジダ菌がリーキーガットと炎症の原因になる原理です。

さらに腸壁にある粘液中にはIgA抗体という免疫タンパク質が含まれていますが、これもカンジダ菌の出す酵素で壊されてしまいます。IgA抗体は有害なウィルスや菌が体内に入り込まないよう働いています。

つまりカンジダ菌の増殖により、IgA抗体も弱まり免疫力低下を起こします。

カビって食べ物意外も、壁、本、窓、カーテンなどどこでも増えますよね?

つまり温度、湿度など条件さえそろえば、強力に酵素を出して分解する能力があり、金属だろーが、布だろーがどこでも栄養源にしてしまう強い生命力をもつのです。

腸の中ってジメジメして暖かくて、食べ物(糖質)もどんどん入ってきて、カビ(カンジタ菌)にとっては最高の環境なのですね。

リーキーガットの原因カンジダが分泌する物質5つとその害

カンジタ菌の害は免疫力低下だけではありません。実はカンジタ菌は腸内で様々な有害物質を分泌しており、粘膜を突き抜けたカンジタ菌がそれらの有害物質を放出し、その影響で体調不調を起こします。

アルコール・アセトアルデヒドの産生

ワインの醸造でもカビの仲間が使われる事は先ほど書きましたね。カビ類は糖分を発酵させアルコールをつくる事が出来ます。腸内でカンジタ菌が増えているとアルコールやアセトアルデヒドが生成されます。

これらの影響は二日酔いを想像すると分かりやすいですが、ぼーっとする、めまい、頭痛、吐き気、下痢などを起こします。

シュウ酸・酒石酸の産生

シュウ酸は結石の原因となる物質でご存知かと思います。増えすぎて結晶化するとシュウ酸結石になり、これがトゲトゲしているため痛みを引き起こします。

腎臓にできれば腎結石、関節なら関節痛を起こします。またビタミンB6、カルシウム、マグネシウム、亜鉛などのミネラルとくっ付いてしまうため、シュウ酸の増加はミネラル不足を起こします。

酒石酸は酸味料として食品添加物としても使われますが、とり過ぎると嘔吐、下痢、口の渇きなどを起こします。

また、酒石酸はエネルギーを作る回路(TCA回路)で作られるリンゴ酸とよく似た構造をしているため、そこに取り込まれるけれど実際は働かずにエネルギー合成を阻害するため、すぐ疲れる、頭が働かない、などの症状を引き起こします。

私がマックス不調のときは、いつもいつも疲れていたし、頭がまったく働かないので仕事のミスが相当ありました。

なんていうか、脳に血が巡ってない感じでフラフラして相当辛かった。

マイコトキシンの産生

これは有名なカビ毒なのでご存知かもしれませんね。これは普通に食品(フルーツ、ナッツ、トウモロコシ、コーヒー豆など)に含まれていたり、生活環境にも存在し、100℃以上の加熱でも死滅しない毒性が強い物質です。

マイコトキシンの健康被害は肝障害、食道がん、副鼻腔炎など他にもかなりありますが、身近なところでいうと痩せにくいなども指摘されています。

原因のわからない肥満は、カンジタ対策を考えてみましょう。

カンジダ菌はゼロにはできない

カンジタ菌の生態と影響について、だいたい分かってきましたか?なんとか体から出て行ってもらいたいと思うのですが、除菌対策をしてもゼロにはできません。

カンジダ菌は常在菌として口腔内などあらゆる場所に存在し、どの方でも腸内に約1%存在するといわれています。しかしこれは通常、善玉菌などの活動によって悪さをしない状態に抑えられています。

問題となるのはそのバランスが崩れた時です。この絶妙なバランスにより、私たちは細菌や真菌などとの共存を果たしその恩恵を受けています。

カンジダ除菌では不調の原因になりうるまで増えた状態を改善する事が目標になります。

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