リーキーガットにおススメのサプリメント「ミヤリサン(酪酸菌)」
抗生剤飲んでからお腹の調子が悪い。便秘や下痢がなかなか良くならない。リーキーガットかもしれない… とりあえず手軽に試せるおススメのサプリメントある?
という方に、私はまず「酪酸菌」の「強ミヤリサン」をおススメしています。(正確にはサプリメントではないですが)
理由は、安くて、ヒット率が高く(合う人が多い)Amazonや楽天、ドラックストア手軽に入手できるからです。わたしは、ミヤリサンを飲むと便の色がびっくりするくらいキレイな黄金色(笑)になるのでしばらくお世話になっていました。
では、なぜ酪酸菌がおススメなのか?について書いてみます。
リーキーガットにおススメのサプリメント「酪酸菌」の効果とは?
リーキーガットのファーストチョイスは「グルタミン」が有名ですが、もう一つ欠かせないのが「酪酸菌」です。
- 小腸のエネルギー源は「グルタミン(アミノ酸)」
- 大腸のエネルギー源は「短鎖脂肪酸」
短鎖脂肪酸とは、脂肪酸の一部で炭素数6以下のものをいいます。その中で人にとって重要な働きをするのが、酢酸、プロピオン酸、酪酸の3種。とくに腸内で大活躍するのが酪酸菌です。
この酪酸を大腸内で作り出すのが「酪酸菌(宮入菌)」なのです。
では、酪酸にはどのような効果があるのでしょうか?
1、酪酸が腸内を酸性化
酪酸により腸内を酸性化(弱酸性)することで以下のような効果があります。
- 悪玉菌を減らす
- 悪玉菌の出す酵素の活性をおさえる(腐敗しにくい)
- カルシウム、マグネシウムなどのミネラルの吸収がよくなる
腸内の酸性化は、ビフィズス菌と同じ作用ですが、酪酸菌についてはあまり知られていないのが残念。マグネシウムは不足しがち、消耗激しい、吸収悪いミネラルですから腸内を良好に保ち吸収率UPを図りたいところ!
個人的にマグネシウム大好き、好きなミネラルベスト3にはいるのですが、不足すると、疲労、肩こり、胸痛、などを起こします。
私のサロンのお客様でも、マグネシウムをおススメしたらとても肩こりが良くなり、本人は半信半疑でしたが、止めたら戻ったようで納得されていました(笑)。
腸内環境がわるいと肩がこるよ?といってもピンとこない人が多いですが、やはりつながってます。
2、酪酸が大腸のエネルギー源になる
これは先にも述べましたが、グルタミンに並ぶ腸(大腸)のエネルギー源です。腸の上皮細胞がエネルギーリッチで元気でないと、免疫や栄養吸収が低下します。腸粘膜の代謝は激しいですからエネルギつかうし、せっせと補給しないとです。
サプリメントの効き(吸収)をよくするには腸粘膜が健全でないとダメ。そのために短鎖脂肪酸(酪酸)が有効。
短鎖脂肪酸は、食材ではバターや酢などに少し含まれますが、これらからとろう、というのは現実的ではないですし、やはり「ミヤリサン」は便利。
3、酪酸は炎症をおさえる効果に優れている
酪酸のすぐれた抗炎症効果はご存知のとおり。リーキーガットの治療で抗炎症は必須ですからね。
炎症があれば、栄養吸収もうまくいかないし、タンパク消耗するし、全身に炎症反応が飛んで、インスリン抵抗性が起きて太りやすい、低血糖になる、扁桃腺がすぐ腫れるなどなど、様々な機能が狂います。
しょっちゅう、炎症をおこしている人は酪酸やビフィズス菌不足かもしれませんよ?
鼻くそ(失礼)が黄色い、舌が赤い、のどが渇く、口が乾く、などは炎症の現れです。要チェック!
4、酪酸により免疫力UP
酪酸は、腸細胞のMUC2遺伝子を活性化し、ムチンの分泌を促し、大腸を保護する作用があると言われています。ムチンの保護機能によって、病原体が腸から体内へ入り込むのを防いでくれるのですね。
同じものを食べても、食中毒を起こす人、起こさない人、いますが、この辺の差ではないでしょうか。
リーキーガットにおススメのサプリメント「酪酸菌」の効果的なとり方
食物繊維 ⇒ 酪酸菌が発酵 ⇒ 酪酸産生
お気づきのように、ミヤリサンは「食物繊維」がとれないとあまり効果なしです。「ミヤリサンを飲むなら食物繊維をお忘れなく」です!
ではどんな食物繊維がおススメか?ですがこちらをご覧ください。
食物繊維の発酵で生じる短鎖脂肪酸の割合
食物繊維 | 酢酸 | プロピオン酸 | 酪酸 |
レジスタントスターチ | 41% | 21% | 38% |
小麦ふすま | 61% | 19% | 20% |
ペクチン | 71% | 15% | 8% |
グァーガム | 58% | 27% | 8% |
オーツブラン | 57% | 21% | 22% |
フラクトオリゴ糖 | 78% | 14% | 8% |
(Wikipediaより引用)
酪酸菌産生がダントツ多いのが「レジスタントスターチ」
レジスタントスターチとは「難消化性デンプン」
- レジスタント=(酵素)抵抗
- スターチ=でんぷん
つまり、ヒトの酵素によって消化吸収されにくいでんぷんのこと。
では、レジスタントスターチはどんな食品に多いのでしょうか?
食品 | レジスタントスターチ量(100gあたり) |
インゲン豆 | 2g |
ポテトサラダ | 1g |
白米 | 1.2g |
全粒粉ライ麦パン | 3.2g |
コーンフレーク | 3.2g |
バナナ | 4g |
(Wikipediaより引用)
麦はグルテン問題、コーンフレークは遺伝子組み換え、バナナは陰性で冷えるなどが気になるところ。おススメややはり、ご飯や芋類、豆類になりますね。
レジスタントスターチは加熱後にゆっくり冷やすと産生されます(急冷はダメ)。手作りのおにぎりや、ポテトサラダ、インゲン豆の炒め物など。私は、ポテトサラダをオリーブオイルやマスタードで和えて時々食べています。(芋好きなのもあるが)
糖質制限がもてはやされていますが、レジスタントスターチ(でんぷんの食物繊維)の重要性も忘れてはいけませんよ~。炭水化物は食べ過ぎなければ、使いきれるだけ食べればよいのですから。
わたしも一時期、糖質50g/日以下でやってみた事がありますが、初めの2週間は絶好調だったものの、その後、胃腸の調子がわるくなり、やっぱりご飯は必要だな~と実感した経験が。糖質50g以下にすると炭水化物取れないですからね…。
いまは雑穀(黒米とかイナキビなど)をまぜて食べています。お腹も調子よろし。
話はそれましたが、リーキーガットといえばグルタミン。グルタミンは必須ですし効果絶大なのですが、サプリメントがその辺で手軽に入手できない、飲んですぐにの体感は分かりにくい、ということもあり、比較的体感しやすい「酪酸菌(ミヤリサン)」を今回記事にしてみました。
ちなみに、病院では「ミヤBM」で処方箋がでます。柔軟なドクターでしたら、うまい事言えば(抗生剤でお腹が調子悪いとか)出してくれるかもしれません。
お腹の不調で悩んでいる方、是非 「ミヤリサン+レジスタントスターチ食」お試しを。
価格:2,178円 |
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