疲れやすい本当の原因は?30代から激増するリーキーガットと副腎疲労を疑え

疲れやすい原因は腸にあり!30代から急増するリーキーガットと副腎疲労とは?

1日中疲労感がある、寝ても寝ても疲れが取れない、いつも眠い、だるい、やる気がでない…もしかしてうつ病?

こんな症状で悩んでいませんか?その疲れ「副腎疲労症候群(アドレナル・ファティーグ)」かも知れません。

このような症状が3つ以上あれば、副腎疲労の可能性があります。

  • 朝起きるのが辛い
  • 甘いのも、しょっぱいものが好き
  • エネルギーが足りない感じがする
  • 日常的なことが面倒、意欲低下
  • 性欲の低下
  • 立ちくらみ
  • 気分の落ち込み、うつっぽい
  • PMSが悪化している
  • カフェインやチョコに頼らないとやる気がでない
  • 夕方から元気になってくる

実は私も、原因不明の疲れやすさに悩まされました。「30代だし、仕方ないのかな…」と思いながらも、あらゆるサプリメントを飲んでみたり、ヨガやジム、岩盤浴、アロママッサージ、薬膳料理、と思いつく限りの事をしましたが効果なし。

 

そのうち眠気や背中のひどいコリ、足のだるさなどがひどくなり、仕事に行くのも辛くて、休日も寝てばかりに。「ちゃんと食べて寝ているのにこれな何かおかしいぞ?」と思いドクターショッピングを繰り返すこと1年、やっとわかったのがリーキーガット症候群や副腎疲労症候群、腸カンジダ症でした。

 

リーキーガットとは直訳で「腸モレ症候群」ですが、簡単に言えば腸のバリア機能が低下した状態。リーキーガットの原因の多くは、お腹でカビ系の細菌がふえることで起こり、これを腸カンジダ症といいます。

⇒ リーキーガット症候群とは何か?原因は?

 

副腎疲労症候群は、その名のとおり副腎が疲労して様々な症状がでる疾患です。原因はストレスの他、リーキーガットや腸カンジダが引き金となって起こることが多く、忙しく働く現代人に激増しています。

 

リーキーガット、腸カンジダ、副腎疲労、どれにも共通するのは「説明のつかない疲労感」です。これらの疾患は日本ではまだ認知度が低く、日本の医師の9割が知らないといわれています。ですから、一般病院にいっても「副腎疲労ですよ」と診断されることはまずありません。しかし、欧米では自然療法医の間ではすでに広く知られています。

 

一般に副腎機能低下といえばアジソン病が有名ですが、アジソン病と副腎疲労症候群は異なるものです。副腎疲労の提唱者、ジェームス・ウィルソン医師はこの2つを区別し、副腎疲労の事を「アジソン病でない副腎機能低下症」と呼んでいます。

では副腎疲労とはどんな疾患なのか?原因や症状、治し方の概要を解説します。

疲れやすい原因は副腎疲労、30代のライフスタイルが大きく影響してる

副腎疲労症候群(アドレナルファティーグ)はなぜおこるのでしょうか?その原因は主にストレス、栄養失調、体内の炎症がきっかけです。

副腎は腎臓の上にある約3cmほどの小さな臓器で、脳からの指令に応じて様々なホルモンを分泌し、ストレスや炎症に対応しています。なかでも重要なのが「コルチゾール」というホルモンです。

 

コルチゾールにはストレスに対抗して元気をだしたり、炎症をおさえたり、血糖値の維持をするなどの働きがあります。副腎疲労ではこのコルチゾールの分泌に異常(不足)がでてしまいます。その結果、強い疲労感、免疫力の低下、低血糖、うつのような症状がでます。

引用元 財団法人認知症高齢者研究所

その発症のメカニズムは

 

① ストレス、慢性の炎症、不規則な生活が脳に刺激を与える
② 副腎がコルチゾールを出し過ぎて疲れる
③ 副腎が疲弊しコルチゾールが出せなくなり発症する

です。

30代になると、会社では責任のあるポジションになったり、子育てと仕事の両立などで、肉体的にも精神的にも負担が大きくなる年代です。これらのストレス過多や寝不足、栄養不足、などがリーキーガットや副腎疲労の大きな引き金となります。

 

アメリカでは副腎疲労に苦しむ患者が数百万人いるといわれています。日本は15人に1人がうつになる「うつ大国」です。このなかには、本当の原因が副腎疲労であるケースはかなり多いのではないか?と、スクエアクリニックの本間良子先生も著書の中で言及しています。

 

「しつこい疲れは副腎疲労が原因だった」

こちら、入門編としてとてもおススメです。素人にも分かりやすく、今日からできる副腎疲労対策もしっかり書かれています。なにより本間良子先生は、夫である龍介先生がひどい副腎疲労を体験されており、副腎疲労の苦しみを誰よりも知っているドクターです。

 

私は本間先生ご夫婦のセミナーに参加しましたが、副腎疲労について深く熟知し患者様のために様々な医療を取り入れていらっしゃる姿に感動しました。龍介先生についてはとても副腎疲労で数カ月も起き上がれなかった患者とは思えないエネルギッシュな方で、私もあんな風になれるかも!という希望をもらえました。

疲れやすい原因、30代からのリーキーガットと副腎疲労の治し方の概要

副腎疲労の3ステージ

副腎疲労には3段階あります。

宮澤医院HPより引用

宮澤医院HPより引用

  1. 警告期(あまり自覚がない、むしろ興奮してやる気満々)
  2. 抵抗期(コルチゾールがドバドバ出ている⇒症状あるが気力で乗り越えようとする)
  3. 疲弊期(コルチゾールが枯渇している⇒朝おきれない)

なんだか、子供の反抗期みたいですが(笑)2の抵抗期だと、感情の起伏が激しくなったり、不眠の症状が出ますが、この時期に正しい対処をすれば重症化するまえに回復が期待できます。でもだいたい、無理しちゃうんですよね日本人…。私はぎりぎり抵抗期でした。

 

副腎疲労の原因は1つではない

副腎疲労を甘く見てはいけません。ちょっと薬やサプリメントを飲めばすぐに治るものではないのです。疲弊期にはいると回復には年単位かかると言われています。それは、原因が1つではなく複雑にからみあっており、一般的な検査では原因が特定できないためです。

副腎が疲れる原因

  • 「メンタル」強いストレス、頑張り過ぎる性格
  • 「毒」化学物質、重金属などの排泄に副腎が酷使される
  • 「低血糖」を起こす食べ方(糖質過多)でコルチゾール消費
  • 「炎症」リーキーガットなどの腸内環境の悪化でコルチゾール消費
  • 「寝不足」副腎は、1日中働き続けられない臓器のため負担大

睡眠で副腎も一緒に休むから昼間元気に働けます。寝不足で副腎が酷使されていると、だんだん機能が落ちてきます。

 

特に、多いのは強いストレスや腸内環境の悪化です。このサイトで何度も申しているように、ストレスが腸内環境に及ぼす害は非常に大きいものです。コンビニ、外食が多くなり、疲れた夕方にチョコばかり食べていると、どんどん腸内環境は悪化します。思い当たる事がありませんか?

 

副腎疲労の検査と治し方

副腎疲労の評価には、症状、血液ホルモン検査、唾液コルチゾール検査、尿ホルモン検査などがあります。しかし、確定診断なら副腎が分泌するコルチゾールの量を唾液検査が一般的です。これは一般病院では難しく、栄養療法の病院やクリニックで行います。(2019年8月現在)

 

治療は個人ごとに異なり一概に言えませんが、多くの副腎疲労の患者がまず取り組むべきことは

  • ストレスに対処する事
  • 腸内環境の改善(リーキーガットを治す、腸カンジダ対策)
  • 解毒する(重金属、化学物質など)
  • 炎症を抑える(副鼻腔炎、リーキーガットなど)
  • ミトコンドリア(エネルギー工場)や副腎に必要な栄養素(VB群、VC)の補給

などです。深刻な状態でなければ、自分で出来る事はたくさんあります。私の失敗談や良かった事などもはさみながら、また別記事で詳しく取り上げたいと思います。

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