リーキーガットの食事で最低限覚えておきたい添加物とその下処理方法

リーキーガットの治療で一番大切なのは食事

リーキーガットの発症は口にするものが原因です。その原因物質についてはこちらで書きました。

⇒ リーキーガットの6大原因は?食事も含めて分かりやすく解説

⇒ リーキーガットを治す食事4Rとは?避けたい食品と摂りたい食品について

 

今回は、腸カンジダの増殖やリーキーガット原因となる ”添加物” について詳しく書いてみます♪皆さん「添加物は良くないんだろうな~」というのは何となく分かっていると思いますが、具体的どう対応いしたらいいのか?は迷う事が多いのではないでしょうか?

 

添加物のイメージは?

  • 体に悪そうだけど具体的にどんな影響があるの?
  • パッケージをチェックするけどどれを避けたらいいのか分からない
  • 添加物をさけるって、食べられる物がなくなるんじゃない?
  • オーガニックなんて高くて無理です

などなど

 

私もカウンセリングの中で「この調味料はOKですか?」「この食品の添加物はどうでしょう?」のような質問を受ける事がありますが「ごめんなさい!全部はわかりません!」というのが正直なところ。

 

日本で許可されている食品添加物の種類は1500前後もあり、表示の仕方も様々です。きっとこうしている今も新しい添加物が開発されている事でしょうし、とても覚えられません(汗)

 

 

それに、現代で添加物ゼロ、化学物質ゼロの生活を送りたいとなったら、どこか山奥に引っ込んで自給自足の生活をするしかありませんよね(笑)それでもPM2.5とか吸い込むけど。

 

 

ではどの程度気を付ければいいの?という質問に私がよく申すのは

「完璧を目指さず7割の安心」を目標にしましょうという事。具体的には

 

  1. 出来るだけ添加物を控える事
  2. 調理の下処理で添加物を取り除く事
  3. 解毒を促す栄養素をとること事
  4. 腸を健やかに保ち免疫力を高める事

 

これでかなり添加物の影響を避けられます。回は最低限これだけは覚えて欲しい!という3つについてご紹介します。出来そうなことからやってみてくださいね♪

リーキーガットの食事で最低限おぼえておきたい食材選択と下処理法

では具体的に参ります。カップ麺やコンビニ食、インスタント食品などは論外として(笑)本当に最低限の身近なところだけピックアップしますのでご参考に。

肉類(抗生剤・ホルモン剤)

米国やカナダ、オーストラリアでは家畜の成長を促す目的で牛や豚にホルモン剤や抗生剤を投与しています。EU諸国ではこれらを使った肉の輸入を禁止にしていますが、日本では基準値内の残留量で許可輸入されています。

 

ホルモン剤や抗生剤の使用した肉が、人の健康に悪影響(乳がん、子宮筋腫などホルモン系疾患)を与えることの科学的根拠については様々な意見がありますが、肉に薬が残留している事は間違いない事実です。

 

農薬も基準量内での使用は許可されているものの、その残留によって腸内細菌への悪影響がある事はよく知られた事実ですね。同じように、腸ケアを考えると肉の抗生剤やホルモン剤も避けるべき物です。

 

これらは添加物ではありませんが、腸の害という観点から大切ですので書いておきました。

 

肉類のポイント

  1. 国産肉のほうがまだマシ
  2. 脂身に薬剤がたまるため、脂身や皮を取り除く
  3. 茹でる、蒸すで薬剤が落ちる
  4. 醤油などの調味液につけると薬剤が落ちる(液は捨てる)
  5. 煮込み料理はアクを良く取り除く

加工肉・練り物・缶詰(亜硝酸Na、リン酸塩など)

添加物が多い食事をしている人はミネラル不足が多い!これはハム、ベーコン、ソーセージなどの加工肉や明太子、いくらに多い『亜硝酸ナトリウム』が亜鉛などのミネラルとくっ付いて排泄されてしまうから。

 

亜鉛が不足するとリーキーガットを起こしやすいのはこちらで書きました。

⇒ リーキーガットの原因は亜鉛不足!亜鉛不足の判定法と解消法について解説

 

亜硝酸塩は発色剤として使われ、ハムのきれいなピンク色を保ったり、ボツリヌス菌の増殖を防いでいたりします。肉って加熱したら普通は茶色ですよね?

 

また、前に述べたように肉系はホルモン剤、抗生剤の問題もあり、添加物+ホルモンで毒が山盛り。美味しいけど腸にはダメージ大!

 

出来るだけ加工肉ではなく、そのままの肉を食べたほうがよいですが、お子様がいるとそうもいかないですよね。

 

他にも缶詰や練り製品には、リン酸塩(水分保持や防腐剤)、着色料(赤色〇号)、保存料(ソルビン酸、安息香酸Na)なども多く、やはり添加物は善玉菌を減らしリーキーガットの原因になります。

 

加工食品・練り物・缶詰の添加物を減らすポイント

  1. 加工肉(ソーセージなど)は無塩せきタイプを選ぶ
  2. ソーセージは切れ目をいれて茹でこぼすと添加物が落とせる
  3. ベーコンは熱湯に30秒つけるだけでも30%の添加物が落とせる
  4. ハムは湯ぶり(しゃぶしゃぶみたいに)10秒で添加物が30%落とせる
  5. かまぼこ、さつま揚げなども湯通しで添加物が落とせる
  6. 小さく切って断面積を広げると湯通しの溶出効果が高まる
  7. 缶詰の汁は捨てる

 

こちらは私がコープで買っている、無塩せきのソーセージやベーコン。

ウィンナー135gで380円、ベーコン60gで298円。良心的価格。

国産豚肉、材料のシンプルさが素晴らしい!抗生剤が脂に入ってるでしょうが、そこは茹でて食べるとしましょう。

 

ベーコンも国産肉。こちらは味覚破壊のエキス系が入ってますが許容範囲。リン酸塩、亜硝酸塩より断然マシです。

 

大豆製品(遺伝子組み換え)

大豆製品(豆腐、油揚げ)の不安点は遺伝子組み換え酸化防止剤(BHA)油の質です。とくに遺伝子組み換えは食べる抗生剤とも言われ、腸へのダメージが心配。

 

つかっている油も、遺伝子組み換えの菜種油やコーン油、大豆油、有機溶剤をつかった抽出法でトランス脂肪酸が混じっている可能性大。

 

遺伝子組み換えでチェックしたのは、大豆製品の他、トウモロコシ、じゃがいも、菜種。これらを使ったポップコーンなどの菓子類も同様。

 

大豆製品のポイント

  1. 遺伝子組み換えでないものを選ぶ
  2. 油揚げはお湯をかけて酸化防止剤や質の悪い油を落とす
  3. 豆腐はパックから出して水につけると添加物が出る
  4. 納豆は添加物の不安はほぼないがタレには多いので塩こうじや醤油で食べるとよい。ネギをいれると解毒効果あり(ネギのアリシンはカンジダに効く)

リーキーガットの食事、添加物を減らす工夫まとめ

色々書きましたが「添加物なんて絶対悪!」とするのは個人的には好きではありません。

 

もちろん、とらないに越したことはありませんが、添加物によって食中毒の予防や保存性に役立っている部分もある事も忘れてはいけません。

 

スーパーで買ってきた食品の賞味期限が当日限りのものばかりだったら困りますよね?

災害時の支援食、闘病中の簡単食がなかったら代替えはどうしますか?

添加物がなくなったら、北海道の名産品が東京では食べられなくなるかもしれません(涙)

 

忙しい皆さんはメリット、デメリットを理解して臨機応変に選びましょう。7割の安心でいいのです!

コメント

タイトルとURLをコピーしました